ブログblog
「極真」と「仁心」
2017年12月09日
「極真空手・若獅子全世界大会」
☆2018年6/23にハンガリーで開催される「極真空手・若獅子世界大会」。
(私は来賓として招待されているので出席して来ます)
若い選手(幼年〜25歳)の初心者色帯〜黒帯までの型の部、組手の部の世界大会。
☆年内に私の方へ連絡を頂ければ、出場可能ですので、参加希望の道場主の先生方、是非ご検討下さい^_^。
主催は「ハンガリー極真」の代表ブレゾバイ・シャンドル。
ブレゾバイはハンガリー極真の重鎮「フルコ・カルマン」師範の弟子で、極真分裂の際に組織的にはカルマン師範と袂を分かったものの、個人的には交流を続け、カルマン師範への忠義を欠かさない律儀な男。
私が極真会館総本部正指導員の頃、一年ほど若獅子寮に入寮し修業した経験を持ち、ジャド・リードやニコラス・ペタスの先輩になる。
当時は2人とも組手で敵わないほどの軽量級の名選手だったブレゾバイはヨーロッパ選手権での優勝経験もあり、大山倍達総裁存命中の極真世界大会で、ハンガリー代表として出場し、日本代表選手の三明くんに勝っている強者。
私が初めてハンガリー極真と関わった28年前から、ハンガリーへ行くと「押忍、師範!」と言って私の世話係をやってくれていた^_^。
そのブレゾバイは随分前から彼独自の極真組織を運営しており、30〜40カ国の加盟国があるらしい。
ハンガリーでは「極真」の商標を誰かが個人的に権利を持つことは出来ない。
「極真」がハンガリー国内だけではなく、世界的に知られているため、「柔道」「剣道」「空手」などのように、皆んなが使えるように、個人に商標権を持たせないのだ。
本来なら、これが一番普通だと思う。商標権が個人にあっても日本では結局、一応「極真」と名乗っている組織に所属すれば、「大山倍達」に絡んだこともない「お前誰だ?」という人間、極真空手が出来ない人間でも「極真」を名乗ってしまえる時代である訳だから、商標権があってもなくても大して変わらないような気がする。
もう過ぎたことなので仕方ないが、私も商標の問題がなければ、私の道場でやっていることは、間違いなく「極真空手」なのだから、そのまま「極真」を名乗っていただろう。
最近のインドネシア極真との接触、今回のハンガリー極真からの依頼、アメリカを本拠地に全世界に支部道場がある複数の極真組織から、技術顧問就任の依頼が私に来ている昨今。
それを引き受けるかどうかは別にして、海外では「極真」の人間として活動する面を持たなくてはいけない時期に来ているのかもしれない。
極真空手創始者「大山倍達」の内弟子として…。