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演武

☆今回のハンガリー🇭🇺での演武は事前の様々な準備不足から来る失敗が目立ち、私がこれまでの演武経験の中で一番「やってしまった^_^」的な演武になった。
逆に言えば、様々な悪条件の中でも取り敢えず「演武」として成り立って良かったとも捉えられるものだった。

遡れば、2週間前の型稽古の時に右脚の太もも裏側を断裂^_^。
これまでの経験上、激しい運動をしなければそれなりに動けるまで回復するのはわかっていたが、結局この辺りから若干の平常心を損なっていた。

ハンガリーに着いても責任者が忙しいため、演武の打ち合わせが出来ず^_^、打ち合わせ出来たのは演武開始10分前。
この時にバットの持ち手が決まった。持ち手の師範方は、ハンガリー極真の伝説的な方々で、私とは顔馴染みだが、バット持ちはおそらく初めて^_^。
大丈夫かなとは思ったが、取り敢えず持って頂ければ割れるだろうと思った。

10分後、試合場のマットに上がって驚いた。日本のマットと違い、クッションが柔らかく沈む上、シートが滑りやすいため、踏ん張りが明らかにききにくい。「この上で選手は試合をしているのか?!」が瞬間的な感想。

が、演武はスタートしている。定位置に立つ3〜5秒くらいの間に、初めての感触のマット上、どういう感覚で型を行うべきか、これまでのキャリアから答えを感覚的にはじき出して、最初の型「五十四歩」を始めた。

私の中では全くよくないが、主催者に恥をかかせない程度にはなっていたはずだ。

続いて、主催者のブレゾバイ・ジャンドルと2人で「征遠鎮」をやった(投稿写真)。
これは2人でやるので、ある程度誤魔化しが効くため、可もなく不可もないレベル。

事前にマットのチェックをしなかったために一瞬焦ったが、いつ如何なる時も淡々と空手、型を熟す事に意味があるので、ある意味緊急事態を瞬間的に感覚修正して型を行えたのは本当に良かったし、長年のキャリアに感謝した。

そして、最後の試し割り^_^。

私は4人のレジェンドの師範方にバットを持って頂いたが、事前に打ち合わせが出来ていないので、どの位置で持ったらいいのかも把握出来ていないため、その場で師範方を誘導してお持ち頂くという舞台裏のような始末。
しかし、こちらの技量があれば、どのように持って頂いても問題ないはず。

そして投稿写真(手刀バット折り)の割り始めの1本目は「気」が通っていたのだろう。切れるように真上に飛び、持って頂いた師範が一瞬驚いた顔をした状況もハッキリ視界に入っていた。

しかし、2本目、3本目はモタついて割るような感じになり、最後の4本目が中々割れない。

その為、私だけではなく、持ち手の師範まで焦るようになり、お互いに益々気が通らず割れない。

5回目くらいに叩き折るような状態で割った。

写真は無いが最後に建材ブロック10枚重ねを猿臂で割る。しかし、これも事前に材質チェックをせず、10段重ねるので、一段一段の隙間のチェックをするべきだったが、それも出来なかった。
実際には隙間が狭過ぎており、下の土台が薄い為、高さが下過ぎて力が最後まで伝わりにくいのが(ある程度の土台の高さが必要)、試合場に上がって直ぐに気が付いたが後の祭り。

ゴチャゴチャ思っている時間はないので、モタついたバット折りの直後の流れに乗ったまま、猿臂を振り下ろした。

心技体のバランスが取れていないため、最後の一枚が残ってしまった。

立派な演武にはならなかったが大会を盛り下げてもいなかったはずなので、ヨシとするしかなかった^_^。

妙な焦りも無かったが充実感もない不思議な演武になってしまった。
これまでの経験に助けられた演武だった。

良い体験が出来たが、簡単に言えばとにかく修業不足。どんな状況下でも、しっかりやれなければダメなのだ。

反省しかない。

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