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磨く

☆昨日と今日は道場に寝泊まりするミニ合宿でした。
10月に行った親睦合宿の際、型の順番を忘れている人間ばかりでしたので、急遽企画しました。

稽古時間の関係上、普段は平安1〜5、突きの型くらいまでしかやっていませんので、今回時間を掛けて良かったです。

型の稽古をやる中で、各自の生き方を尊重しながらも、空手の技と同時に、人生や人としての在り方、器、日々の生活を指摘されながら淡々と稽古は進みます。

以前投稿した、ウチの道場の在り方ですが、また読んでみて下さい………もう12〜3年前の話です。

「ウチの道場は挨拶の仕方、提出物の出し方、締め切りの守り方、行事に参加出来ない時などを含めての道場への報告、連絡、相談などかなり手厳しく徹底している^_^。その為、少年部の親がそれを気に入らず退会していく場合が多い。そして、親の「送り迎え」無しで、自分自身で学校や道場に通う事の重要さを理解する必要性に気が付かない親が余りにもたくさんいます。
私の道場で実際にあった話をひとつ^_^……。
立川市のある地区から長年稽古に通って来ていた少年部の話^_^。
私の道場では、ある程度の年齢になると本人1人で稽古に来ることを推奨している。送って貰っていると、人生や自分自身を自覚するのが遅れて、ダメ人間のままで終ってしまうからである。
その時期、その対象に当てはまる少年部が何人かいて、そのウチの3人を特に私は強く注意した。いつまで経っても情けなく、心身共に強くなれない理由は「送り迎え」を含む、家庭の過保護にあるとわかっていたからだ。歩いて通える距離ではないので、自分自身で自転車で通うように指示した。「お前たちが強くなれないのは、親に送り迎えをして貰っているからだ。親に育てて貰っている感謝はしなければならないが、空手をやっていない親は俺が言っている事がわからないから、お前たちがしっかり判断して行動しろ。親のいう甘い事は聞くな!」と事有るごとに話をした^_^。
すると「自分自身で来ている、頑張っている」という自覚が芽生え、やはり以前より強くなって行った。
行動にも責任を持つ様な部分が見え始めた。

しかし、進歩もソコソコだった為、おかしいなと思ったので様子を見ていたら、雨の日、寒い日、風の強い日などの通うのに大変な日は自家用車で送り迎えをしていたのである^_^。一番重要な時に送り迎えをしていたのでは、進歩がソコソコになる訳である^_^。
親に話してもわからないから、本人たちに「お前たちは、心身を一番鍛えられるはずの雨の日、寒い日とかに送り迎えをして貰ったら、自分自身で通い始めた意味が全くないだろ?雨の日ならカッパを着る、寒い日なら防寒をしっかりして通え。そして、人生は自己責任だ。雨の日、カッパを着たりして走行の妨げになり、不注意で車にはねられて死んでも怪我をしても自己責任。親や俺や誰かのせいにしようとするな。死にたくなければ、稽古と同じでしっかり周りの気配を察知して必死になって通え!」と話した^_^。
車で30〜40分掛かる場所には自分自身で電車に乗って来る様に指示もした。
親が雨の日は送るというのを子供たちは断り続けて、しっかり通っていたが、一度どうしても、親が納得してくれなかったらしく(多分いつもの稽古場所より遠い総本部道場であったから)、親が3人をまとめて車で送って来た事があった。ここまで順調に強く育っていたのに、この時期に送り迎えするか?とかなりイライラした私は冷静さを欠いて、父親に聞こえるように「お前たちは、送り迎えして貰ったら弱くなるって言っただろ!」と言った。こんなやり方をしていたら、親たちから信頼されないのは承知だったが、子供たちのためには仕方なかった。
その親とはこの一件のあとウルリカが母親と電話で話をしたらしく、母親は「雨の日なのにカッパを着てまで自転車で行かなければならないなんて……」と言って電話の向こうで泣いていたらしい^_^。
戦争に送り出す親の心境なのだろうか^_^?
戦時中の「爆弾の雨」ではなく普通の「雨」である。私もウルリカも呆れてしまった。もし、自宅に車が無ければどうするつもりなのだろうか。もちろん、親御さんは全く分かっていないだけで、悪意がある訳ではなく、我が子可愛さから来ていることは充分承知しています。
とにかく、様々な問題はあったが私は押し通した。元々、甘やかされているのである。言ってわからなければゲンコツも遠慮なくくれた^_^。結果は直ぐに出た。

試合では勝つようになり、返事や挨拶も大きくハキハキして、行動も機敏になった。本人たちも喜んでいた。しかし、何処の親でもそうだが、ある程度成長すると子供の成長は自分たち親の手柄だと思うようになる。周りの大人や友達への感謝はなくなり、そして何より本人が頑張ったからだということも忘れる。
結局、子供は辞めたくなかったが「ウチの道場は軍隊の様だ」ということで、一緒に自転車で通っていた少年部を誘い、他の極真の道場へ移って行った。私に徹底的に鍛えられた少年部たちである。他の道場へ行けば超エリート^_^。その道場へ移って2〜3ヶ月で少年部の号令を掛ける指導員になったらしい(高校生の現在では2段とか誰かが言っていた。いくら何でも早過ぎ)。いくら優秀でも12歳の子供を指導員にする感覚が理解出来なかったが、それぞれの道場のやり方があるから仕方ない^_^。そこの道場で、彼らの好影響を受けて成長する他の子供たちもいるはずなのでプラス^_^。
長くなったが、とにかく学校や塾にしても、空手などの習い事にしても「通う」際に自己責任で、自分自身で通うという教育をする必要があると(実際に私は結果を出しているだけに)強く思う^_^。ウチの長女、次女は小学校低学年の頃から、2人だけで(クラスによって時間帯が違う場合は1人で)電車に乗ってダンス教室通っていました^_^」

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