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牛乳

「牛乳」

☆昨日は、最近連続しているミネラルイベントから来る疲れと、朝7時から12時までの筋トレの疲労が重なり、尋常ではない疲労感と頭痛に苛まれた(完全に過労)。

そのため、いつもであれば道場稽古後、色々な事務処理を終わらせて23時くらいに行くスーパー銭湯を、いつもより早めの21時に行った。

温泉の湯船と水風呂、サウナと水風呂のローテーションでゆっくり120分を過ごし、頭痛も疲労感も半減。

さあ、帰ろうと着替えていると身長180センチ越えの大柄な若者が「ユイ先生……ですね?」と声を掛けて来た。

「はい、そうですけど……」と答え、誰だろう?と思っていると、上手だが外国の人だとわかる若干たどたどしい日本語で「先生をお風呂でお見掛けしたので、是非ご挨拶をしておかなければと思いました。押忍!」という。

街中でも、銭湯でも空手絡みの方々から声を掛けて頂くのはそれなりにあるが、日本で外国人からの場合は比較的少ない。

聞けば中国からの留学生で、極真空手を始めたばかりの白帯だが、インターネットで調べて私を知っているという。
声を掛けて来てくれるのだから、それなりに私のことをたくさん知っているのだろう。

大柄な身体だが、凄く謙虚で、物腰が低く、素晴らしく礼儀正しい。
おそらく、家族の影響によるのだろうと思う。

数分の話のあと、手に持っていた「冷たい牛乳」を「どうぞ!」と差し出してくれた。

脱衣所にある自販機の牛乳を買って用意してくれていたのだ。

私は突然の事に感激してしまい、やっぱり礼儀正しく素晴らしい人たちは各国にたくさんいるんだよなと再認識した。

ああいう立派な青年が「武道」を始めて、心と身体を鍛えて強くし、持ち合わせている「正義」を貫き易くする。
まだまだ、世の中捨てたものではない。

これから「極真」を学ぶ上で、彼の謙虚で律儀な部分は大きく成長し、周りのたくさんの人たちに好影響を与えるに違いない。

疲れを癒やしてくれるような、立派な中国人留学生だった。

彼から頂いた「牛乳」は勿体無くて保管しておきたい気持ちだったが、生モノなので有り難く噛み締めるように頂いたのは言うまでもない。

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