ブログblog

巌流島

☆昨夜の格闘技イベント「巌流島」、結構面白くて良かった^_^。

決勝は「空手」を母体にした菊野選手、柔道を母体にした小見川選手。

2人とも外見が遠目にソックリなので兄弟みたい。
どちらも、強かったがルールが打撃系にやや有利なため、空手の菊野選手が勝って優勝^_^。

お互い死力を尽くした試合、その為の厳しい稽古を乗り越えて来ただけあり、素晴らしい試合だった。

この「巌流島」、ルールが打撃系向きのもので、寝技は15秒まで、場外へ3回押し出すと1本勝ちになるなど(相撲、フットボール出身選手にも対応)、寝技主体の格闘技の選手にはやりにくいもの。

しかし、このルールのお陰で観客にとっては非常に楽しめて、わかりやすい、格闘技イベントとしては大変盛り上がることが可能になった。

打撃系の私も充分楽しめた。

寝技主体の闘いだと、膠着状態が多く、選手は疲れると休むためにくっ付いてグチャグチャになるので、統括プロデューサーの谷川さんはそれを防ぐために、現行のルールにしたようだ。

ほぼ素手の薄いグローブなので、それに対する警戒心が強過ぎて、蹴り技が殆ど無くなってしまっているため、手技による顔面攻撃の防御意識は強いが、上段への足技に対する防御意識が薄いので、顔面ありでも勇気を出して果敢に蹴りまくれば、かなり当たると思う。

新たな刺激として、現在のフルコン競技空手の試合よりはズッと面白かった。

私はケンカに強くなりたくて空手を始めた。
ルールに縛られ過ぎて、顔面も投げも掴みも意識せずに稽古をしたり、型の中にそれが含まれているのに、それすらやらない大半の空手道場。

更に道場経営のために必要な「厳しさ」も捨てた9割強の空手「教室」としか言えない程度の自称「道場」。

「厳しさ」という牙を抜いた今風の空手教室なら、私は12歳の時に空手を始めていない、ルールにがんじがらめにされてスマートになり、荒々しさがない空手に魅力を感じない。

もちろん、今の選手は途轍もなく強い、速い、上手い、スタミナも抜群。
しかし、私はそれらに魅かれない、憧れない。私が魅かれたのは極真「ケンカ」空手であり、いつ如何なる時も「武」である空手だった。

時代の流れがあるので、競技を否定するつもりは全くない。逆にあれはあれで素晴らしいし、凄いと思っている。
でも、私は魅かれない。

そんな中だったので、今回の「巌流島」に面白さを感じたのかもしれない。

観客は充分楽しめたはずだから、これで今後スポンサーがたくさん付いて、素晴らしい選手を格調高い試合と高額なファイトマネーでスカウト出来るようになれば、尚更盛り上がるだろう。

特に変幻自在の足技を操り、投げ、掛け、締めなど総合的な闘いが出来る空手家が多数出現すれば、興行的にかなり成功出来る可能性がある。

「巌流島」とにかく大変楽しめた^_^。

img_7537 img_7538 img_7539 img_7541 img_7542 img_7543 img_7544 img_7547 img_7548 img_7549 img_7553 img_7554 img_7555 img_7557 img_7558 img_7559 img_7560 img_7561 img_7562 img_7563 img_7567 img_7568 img_7569 img_7570 img_7572 img_7574 img_7575 img_7576 img_7577 img_7578 img_7579 img_7580 img_7581 img_7582 img_7583