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知らないフリ
2021年12月21日
☆数日前の松井先輩の動画で、第4回世界大会前にアメリカの大山茂師範、大山泰彦師範のところで過酷な稽古を積み、世界大会優勝を果たした事を序章的に紹介している。
当時、大山倍達総裁と大山茂師範・泰彦師範は絶縁関係であったが、松井先輩は郷田師範にお願いして、出稽古のルートを開いて貰った。
当然、大山総裁には秘密であった。
しかし、大山総裁は全てを知っていた。
大山総裁は知っていて知らないフリをするのが常で、見て見ぬフリ、聞いても聞いていないフリをするのが得意技のレベル^_^。
当時、私は松井先輩がアメリカへ稽古に行っている事も、大山倍達総裁がそれを知っていて、知らないフリをしている事も知っていた。
誰から聞いたのかは覚えていないが、大山茂師範・泰彦師範のところで稽古する松井先輩を羨ましいと思った。
アメリカでの稽古は相当厳しいと想像出来たし、大山茂師範の御子息・大山徹盛先生と松井先輩の組手の事も聞いて知っていた。
俄には信じられ無かったが、松井先輩は出稽古に行っているという無意識の遠慮、時差による体調不良、疲れなどが原因だったに違いないと思い込むようにして、私は現実を受け入れた。
松井先輩が組手で一本取られるなど、信じられない現実だったからだ。
同時に、大山徹盛先生の強さ、大山茂師範・泰彦師範の道場稽古の凄さに驚いた。
さすがは元祖「極真」。
この話は暗黙の了解で「極秘」事項であったが、松井先輩が語っている事で、私も今回投稿してみた。
松井先輩のアメリカでの稽古が、松井先輩の成長に必要であり、世界大会の日本優勝には必要不可欠であるとわかっていたが故に、知らないフリを通した大山倍達総裁の親心。
そして、大山総裁は知らないフリをするはずとおそらく予測していて、松井先輩を受け入れた大山茂師範・泰彦師範。
「極真」は偉大だ。
押忍
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