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大切なこと
2017年09月29日
☆3年前の投稿ですが、今も昔もウチの道場の方針は変わらない^_^………
………今日の夕方、知らない電話番号から私の携帯に電話が掛かって来た。電話に出たが、最初は誰なのかわからなかった…「押忍…四年前の大学生の頃、道場でお世話になっていたOです……」名前と声の調子を聞いて、やっと思い出した私は「思い出した!Oか!元気にしていたか?!一体何の電話だ?どうかしたのか?」というと、「押忍、変な辞め方をしてしまい、申し訳ありませんでした。今更なんですが、道場をやめてから師範が言って下さっていた事が非常にありがたい事であると気付いて……」私が言った事が心に残ってくれていたようである^_^。
彼は非常に変わっていた。周りからは「大丈夫か?」と言われて当たり前のような変わり者である^_^。ウチの道場には少年部も女子部も一般部も、この変わり者タイプが昔から非常に多い^_^。学校や社会の枠に当てはまらず、相手にされにくいタイプ、無視されやすいタイプだ。ここまで極端でなくとも、私から観たら「大丈夫か?^_^」といえる人間が何故かウチにはたくさんいる^_^。社会的、一般的、学校では相手にされなくても、私にとっては「変わっている」ことは個性のひとつ。稽古生全員同じだ。「変わっている」連中には、彼らを見下す連中を見直させる為に、逆に私は普通の人間より厳しく接する。そして、周りからは自分自身がどう思われているのか、自分の現在の立ち位置、立場はどういったところなのかをハッキリわからせる。その上で、自分自身はどうなりたいのかを自覚させて努力するように導く……文章で書くとカッコイイ様に思えるが、実際はボロくそに言う^_^。相手に合わせて、その強度は違うが、第三者から観たら「酷い」という印象を持つに違いない。しかし、そこで頑張らなければ、一生周りからは馬鹿にされたままになる。
これは、私にとって子供から大人まで同じだ。
Oもそんな中の1人だった。かなり、稽古や態度など手厳しく接した…そして、Oも例に洩れず、私のやり方を理解出来ず、不満を持ってやめていった。理解出来なくて当たり前^_^、普通の人が現時点では理解出来ないずっと先を見据えてプラスになると判断していることをやっているのである。それが「先生」としての役目だ。入門してすぐの連中、あるいは数年経った連中に簡単に理解されるようなレベルなら、貴重な時間とお金を使って自分磨きに来る必要は全くない。
しかし、道場をやめてから私のやり方、道場のやり方が理解出来るようになり連絡を寄越す者、他の人に話して噂で道場を懐かしがっていると聞く者が意外と多い(何人かは実際に戻ることもあった)。道場での、これまで体験したことのない酷い仕打ち^_^?を退会後懐かしがる人間が子供から大人まで意外といるのである。後々、気がついて人生に活用してくれているようだ。もちろん、今でも恨んでいる人間もいるだろう。しかし、やめてから気付いて頑張っている人間は通常の場合よりもプラスが本人に多い分、非常に嬉しい^_^。
厳しい分、ウチの稽古生は少ない。当たり前である。そして自慢には全くならない。しかし、基本姿勢を変える訳にはいかない。今の子供たちは昔とは全く環境が違う状態で育っている。基本姿勢は変えずに違う切り口、方法で対応する必要があることも事実(一番わかっていなく、面倒なのは親^_^)。名称変更を機に「厳しさ」の基本姿勢は変えないが、これからの子供たちに対応出来るようにする必要はあるだろう。そのひとつがメディテーションでもある^_^。
少し内容が逸れてしまったが、Oからの連絡が嬉しかったのは事実である^_^。私が「再入会とかではなく、せっかく連絡をくれたんだから、顔見せついでに一回稽古に来いよ^_^」というと「よろしいのですか?!ありがとうございます。時間が出来次第伺わせて頂きます!」との事^_^。実際に来るか来ないかは問題ではない。四年ぶりに連絡をくれて、道場に来たがってくれていることが、本当に嬉しい^_^。ありがとう^_^。